小池一夫トークショーを見に行ってきたンだ
京都マンガミュージアムで小池一夫さんのトークショーがあったんで行って来ました。
以下メモ書きを箇条書きに。
レポートというか、自分用忘備録。自分で噛み砕いて書いてるんで、語弊があればご容赦を。
・ 客層はホントに老若男女。府のエライ人も来てるっぽい。
・ USTREAMでも配信してたとか。
・ 触りに日本のコンテンツ事業は鉄鋼業等の他業種に匹敵する経済効果を生み出しているのだから、
国をあげて支援しなければならない。中国は既にそれを始めている、というお話。
・ この世で最初にキャラクターとして扱われたのはキリストであり、根底にはアミニズムが。
・ キャラのいる世界は栄え、そうでないと衰退する。野球でいうダルビッシュや長嶋茂雄、サッカーの中田がいい例。
・ 小泉政権時代、自民党本部に呼びされてコンテンツ事業について喋らされたが、相手が飯食べながら、
しかも聞く気が無かったので殆どの時間喋らずに帰ってきた。偉い人は知る気すらないように思える。
・ ぬらりひょんの孫の椎橋 寛氏(小池ゼミ卒業生)NARUTOの売上越えた週に挨拶に来た。
・ 知的財産権についても、役人が勉強せねばならない。現状は知っていないに等しい。
・ ソーシャル等、ネットカルチャーについては著作権が曖昧である。
・ TTPについて、もし加入したらきちんと知的財産権を守るためには、漫画のネーム等も英語で書けなければならず、
また問題があったらアメリカのルールに基づいて行わねばならない。
・ CGMやフリーミアムについての解説。ニコニコ動画のプレミアム会員などを例に出しながら。
広告だけでなく、そういった所に収益を求める時代に。
・ 中国のネットワークにおける市場は5年以内には開くだろう。
・ キャラクター製作について、作るときは悪役→主人公→引き回し枠の順で。
悪役には欠点、主人公には弱点を持たせることで、深みをもたせる。(例:子連れ狼の大五郎)
・ バキVS勇次郎はどっちも弱点がないから終わらない、飽きられる(笑)
・ 悪役の描写はいわゆるペルソナ、シャドウを使い分けて。
・ 引き回し役に主人公のすごさを語らせる。(知っているのか雷電!)
・ このあたりのキャラクター作りが上手くいくと、起承転結は収まりが良くなる。
・ キャラを立てる、と言うことの解説のために、小池先生がサザビーズで買った
呪われてるとされる指輪を聴者へのじゃんけん大会のプレゼントに。(笑)
・ 一緒に買った呪われてる時計は板垣先生が持ってるトカ。小池先生曰く「彼は強いんですよ。」
・ 第二部は大西祥平さんと、過去の仕事を振り返るという感じでした。
・ 結びとして、これまでの話は今までのやり方。今はソーシャルメディアの時代。
ドラクエXとかもそれで苦しみながら、テストを繰り返し模索してる。
新しい強烈なキャラがいないから雑誌の売上も落ちている。過去のキャラなどで昔の勢いを取り戻すのは無理。
国をあげてコンテンツ産業を支援して行かなければならない。
現状だと偉い人は初音ミクとイカ娘の違いも解ってないでしょうが(笑)
という感じでした。76歳でこれ程いろんな事柄ををインプット出来るってのは凄いわ、小池先生。
コンテンツ産業の現状について、知ってることの再確認や、教育者としての声が聞けて、大変有意義でアリマシタ。